- 面談の流れを事前に知りたい
- 何を準備すればいいのかな?
- 面談では何を話せばいいのか教えて…!
転職エージェントの登録だけして放置していませんか?それは非常にもったいないです。転職エージェントと面談して希望条件やこれまでの職務経験を伝えないと、自分に合った企業が見つけられません。転職活動にも時間がかかってしまいます。
この記事では、転職エージェントの面談の流れや準備すべきこと、具体的に何を話せば良いのかを解説します。面談で転職の軸と業務経験を明確に伝えることで、自分の理想の企業を紹介してもらうことが可能です。
私は転職エージェントを利用して、面談から3か月で年収100万円アップの転職に成功できました。面談はオンラインで予約可能で、電話やzoomで30分で終わるので、忙しい人も面談まではやってみるのがおすすめです。
転職エージェントとは、転職希望者と企業をマッチングするサービス
そもそも転職エージェントをあまり知らない方もいるかもしれないので、簡単に説明します。転職エージェントとは、転職を希望する人と求人を出している企業の間を仲介し、転職活動をサポートしてくれるサービスです。主なサービス内容は以下のとおりです。
- 求職者に合った求人の紹介
- 履歴書や職務経歴書の作成アドバイス
- 面接対策
- 内定後の条件交渉までのサポート
エージェントは、求職者の希望条件やキャリアの状況に合わせて、最適な求人を紹介してくれます。履歴書や職務経歴書の書き方、面接対策など、転職のプロによるアドバイスを受けられるのも大きな特徴です。転職希望者は無料で利用できます。転職が決まったときに、企業がエージェントに紹介手数料を支払う仕組みです。
転職エージェントの面談の予約方法
転職エージェントの面談は手軽に行えます。予約方法について解説します。
予約から面談までの流れ
予約から面談までの流れは以下のとおりです。
- 転職エージェントのサイトに登録
- サイトの専用フォームやメール、電話などで面談の日程調整
- zoomや電話で30分面談
仕事が忙しくて平日や日中に面談の時間を取れない方も多いと思います。そんな方は日程調整の際に、勤務開始前や勤務終了後の時間、土日に対応してもらえないか相談してみましょう。朝の8時台や夜の19時以降、土日祝日に対応してくれる場合もあります。
私の初めての面談は、リクルートエージェントでした。土曜日にオンライン面談可能で、転職活動の基本的なことから説明してくれたので、転職未経験の私には良かったです。
転職未経験の方には、マイナビエージェントもおすすめです。幅広い業界・職種の求人があり、電話で30分から面談できます。
日程調整のときに転職の軸を伝える
日程調整のメールなどで、転職の軸(転職で実現させたい最優先事項)を事前に伝えておくのがおすすめです。面談がスムーズに進み、希望条件に沿った求人情報を紹介してもらいやすくなります。私は転職の軸として、以下の点を重視していると日程調整の際に伝えました。
- ワークライフバランス(残業20時間以内)
- 勤務地(東京都内)
- 転勤なし
転職の軸の作り方は以下の記事で解説しています。
»【何から始める?】初めて転職活動する人が1番初めにすべき転職の軸の作り方
転職エージェントの面談前に準備すべきこと
面談を効率的に行い、自分の希望条件に合った求人情報をスムーズに紹介してもらうため、以下を面談前までに準備しておきましょう。
- 転職の軸を決める
- キャリアの棚卸しを行う
- 転職の希望時期を考える
面談の中で転職エージェントに相談しながら考えていくことも可能です。
転職の軸を決める
自分の希望条件に沿った求人情報を紹介してもらうため、転職の軸を決めておきましょう。転職の軸とは次の仕事や転職先を決める上での「自分にとっての最優先事項」のことです。
転職の軸を伝えることで、転職で改善したい条件を満たした企業を紹介してもらえます。転職の軸は、以下の記事で詳細を解説しています。
»【何から始める?】初めて転職活動する人が1番初めにすべき転職の軸の作り方
転職の軸が明確化できない方は、ざっくりでも大丈夫です。面談で希望条件や転職理由などを聞かれるので、転職エージェントに相談しながら考えましょう。
キャリアの棚卸しを行う
自分に合う企業や業界の求人情報を紹介してもらうため、キャリアの棚卸しが重要です。キャリアの棚卸しとは、これまでどんな仕事をしてきたのかを振り返ることです。
時系列順で業務経験を整理しておきましょう。どのような業務経験があるのかを転職エージェントに伝えることで、自分に向いている業界や職種、採用可能性がある企業などを探してくれます。
余裕があれば職務経歴書や履歴書(職歴欄のみでOK)を作成しておくことがおすすめです。企業に提出するものではなく、転職エージェントとの面談用なので完璧なものでなくて大丈夫です。
職務経歴書を面談前に提出しておくと、面談当日は職務経歴書をもとに質問されます。面談を効率的に進めることができ、自分の業務経験を漏れなく伝えられます。
職務経歴書の書き方は、以下の記事で解説しているのでぜひご覧ください。
»【転職初めての人必見】職務経歴書の基本から効果的な書き方まで徹底解説!
私は1社目の面談のときは作っていませんでしたが、2社目のJACリクルートメントのときは職務経歴書を面談前に提出しました。
面談をスムーズに行うことができ、面談当日に求人を紹介してもらえました。
転職の希望時期を考える
いつ頃転職したいのか考えておきましょう。転職の希望時期によって、今後の書類作成から応募、面接などのスケジュールが変わってきます。転職エージェントのサイトに登録するときに入力することが多いですが、すぐに転職を希望していない場合には、面談の際にハッキリと伝えておきましょう。
「すぐに転職を希望しているわけではない」と伝えているのに転職を急かす担当者に当たってしまった場合は、担当者を変更してもらうか、別の転職エージェント会社に変更しましょう。
転職エージェントの面談の流れは?何を話す?
次に面談の流れを説明します。面談当日は以下の流れで進んでいくことが多いです。
- お互いの自己紹介
- これまでの業務経験の確認
- 転職理由・希望条件の確認
- 求人紹介
それでは順番に説明します。
お互い自己紹介
まず初めに転職エージェントの担当者が自己紹介を行い、その後に転職希望者が簡単に自己紹介するケースが多いです。
ここで転職エージェントの担当者から自社の特徴やサポートの流れ、サポート内容などの説明があります。
これまでの業務経験を話す
自己紹介が終わったら、業務経験について質問がされます。自分のこれまでの業務経験を漏れなく伝えるようにしましょう。
これまでの業務経験から、どのような企業・業界の求人情報を紹介するか、どういった職種・ポストが向いているか、転職エージェントの担当者が考えてくれます。
私は以下のことを質問されました。
- 担当する業務内容
- 所属する部署の人数や予算、売上
- 所属する部署の役割、目標・ミッション
- 個人の役割、目標・ミッション
- 現在の職場を選んだ理由
- 仕事で大切にしていることや重要視していること
転職理由・希望条件を話す
次に転職理由・希望条件について確認があります。主な質問内容は以下のとおりです。
- 転職を考えるに至った理由
- 現職での不満や改善したいこと
- 転職したい業界や職種
転職したい業界や職種が決まっていない場合は、これまでの業務経験や希望条件などから一緒に考えてくれます。自分にとっての理想の企業を紹介してもらうため、面談前に準備した転職の軸(次の仕事や転職先を決める上での最優先事項)を話していきましょう。
転職エージェントに伝えたことが、そのまま企業に伝えられるわけではありません。転職理由や希望条件は、自分の本当の思いや考えを伝えないと、希望条件に合う企業を紹介してもらえなくなってしまいます。
必ず自分の正直な転職理由・希望条件を伝えるようにしましょう。
求人紹介
最後に求人紹介があります。
面談の中で求人情報を紹介してくれるケースと面談後にメールで送付されるケースがあります。興味のある求人情報があれば担当者に詳細を確認してみましょう。
自分が求める希望条件に合わない求人情報ばかり紹介されるときは、改めて希望条件を伝えましょう。それでも、希望条件に合わない求人情報しか紹介されない場合は、どこでも良いから早く転職させたいだけのハズレの担当者の可能性が高いです。
担当者を変更するか、別の転職エージェントに変更しましょう。
転職エージェントの面談で注意すべきポイント
面談登録から当日の流れまで説明が終わったところで、注意すべきポイントについて説明します。注意すべきポイントは以下のとおりです。
- 自分の情報を開示する
- ネガティブなことも正直に伝える
- 漏れなく伝える
自分の情報を開示する
個人情報を伝えたくない人もいると思いますが、面談で必要な最低限の情報は開示するようにしましょう。自分のこれまでの業務経験などを伝えないと、転職エージェントもあなたの希望に合う企業を紹介できなくなってしまいます。
ただし、担当者が自分と合わなかった場合やハズレの担当者に当たってしまった場合は、それ以降の情報開示は不要です。
ネガティブなことも正直に伝える
言いにくいことやネガティブなことも正直に伝えましょう。自分の本当の気持ちや考えを伝えないと、希望条件に合う企業を紹介してもらえません。ネガティブなことを言っても、そのまま企業に伝わるわけではないので、安心して話しましょう。
私は「残業時間を減らすために転職したい」と後ろ向きな転職理由を伝えましたが、その後の求人紹介や書類選考、面接で不利になることは全くありませんでした。
むしろ最初の面談で伝えたことで、希望条件に合う求人情報をもらいやすくなりました。
漏れなく伝える
面談では漏れなく伝えるように心がけましょう。綺麗に整理して説明できなくても構いません。転職エージェントの担当者は転職希望者の話を聞きながら、どういう企業・業界が良いか、どんな仕事が向いているかなどを探していきます。
特に業務経験については、思いもよらないところから、自分に合った業界や職種が見つかる場合もあるので漏れなく伝えましょう。
私も初めての面談では、転職の軸は決まっていましたが、希望業界や職種は「営業以外がいい」くらいしか決まってませんでした。面談を進めていく中で、現在の仕事と親和性がある職種を色々と提案してもらい、希望業界や職種が固まってきました。
面談で職務経歴書・履歴書の記載例をもらおう
書類作成が終わっていない方向けの話になりますが、面談の中で自分の職種や業界向けの記載例をもらえないか相談してみましょう。初めて転職活動を行う方は、職務経歴書などの書類作成につまることが多いです。
すべての転職エージェントが対応しているわけではありませんが、自分の職種や業界に特化した職務経歴書のサンプルをもらえないか相談してみることがおすすめです。
私は公務員からの転職だったのですが、ネットで探しても参考になる職務経歴書の記載例が見つかりませんでした。面談で相談したところ、リクルートエージェントの担当者から公務員に特化した非公開の記載例をもらえることに。その記載例を活用して職務経歴書を作成できました。
まとめ:転職エージェントとの面談で転職の軸を伝えて、理想の企業を紹介してもらおう
転職エージェントの面談では、希望条件や職務経験を正確に伝えることが重要です。エージェントが最適な求人を提案できるようになります。面談の基本的な流れは、①自己紹介、②業務経験の確認、③転職理由や希望条件の確認、④求人紹介です。zoomや電話で30分から面談が可能で、忙しい方でも気軽に利用できます。
面談前に準備すべきことは、転職の軸を明確にする、キャリアの棚卸しを行う、転職の希望時期を考えることです。転職の軸を決めておくと、面談がスムーズに進み、自分に合った求人を紹介してもらいやすくなります。職務経歴書を簡単にまとめておくのがおすすめです。面談が効率的に進みます。
面談では、自分の業務経験や転職理由、希望条件などを正直に伝えることが重要です。特にネガティブな理由も隠さずに伝えることで、自分に合った求人が見つかりやすくなります。転職エージェントとの面談で、自分の転職の軸と業務経験を漏れなく伝えて、理想の企業を紹介してもらいましょう。
私が転職エージェントを使って転職した体験談を以下の記事で紹介しています。転職エージェントの具体的な求人紹介や面接対策のサポート内容を解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。
»【体験談】JACリクルートメントを3か月使って30代で初転職に成功!