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- 公務員から転職したら年収が下がるんじゃないかな?
- 公務員から民間企業への転職は後悔する人が多いと聞いたけど、実際どうなの?
- 公務員から転職してよかったことを知りたい!
残業の多さや年功序列、将来のキャリアへの不安から公務員を辞めたいと考える方は多いです。しかし「安定した公務員を手放して後悔しないかな…」と一歩踏み出せない方も少なくありません。
この記事では、30代で公務員から民間企業に転職した実体験をもとに、公務員から転職してよかったことや後悔しやすいポイント、公務員の経験が活きる転職先を紹介します。
私は30代で公務員から民間企業に未経験転職しました。その結果、年収は100万円以上アップし、残業は月100時間超から10時間以下に激減。週3日のリモートワークができる職場で、平日に家族と夕食を食べる余裕もできました。

公務員から転職する前の不安や、転職してよかったと感じたリアルな体験談をすべてお伝えしているので、ぜひ最後までご覧ください。
公務員から転職を考えた理由
私は以下の理由から、公務員から転職することを考え始めました。
- 家族との時間や自分の時間が欲しくなった
- 先輩や上司を見て将来が不安になった
- どこでもやっていけるスキルを身に付けたかった
家族との時間や自分の時間が欲しくなった
残業が多く、毎日終電帰りの20代を過ごしました。残業が100時間を超えるのは当たり前で、繁忙期には200時間を超えることもあります。同僚や先輩も同じ状況でしたし、目の前の仕事をこなすだけで精一杯でしたので、20代のときは残業が100時間を超える状況も当たり前と思って働いてきました。
しかし、結婚して妻から「同じ家に住んでるのに、ほとんど会うことないね。結婚したのに独身みたい。」と言われて「このままでは離婚されてしまう…」と危機感を覚えます。仕事中心の生活を送ってきましたが、30代になって家族との時間や自分の時間が欲しくなり、転職を考え始めました。
先輩や上司を見て将来が不安になった
30歳を迎える頃には、今の職場でのキャリアビジョンが見えるようになりました。少し年次が上の先輩や上司が近い将来の自分です。30代後半から40代になっても若手と同じように終電まで働いてる先輩や上司を見て、自分はこうなりたくないと思いました。
20代のときは仕事が忙しく3時間睡眠が続いても、若さで何とかやってこれました。ただ、30代になると体力的に厳しいと感じるようになります。40代になってもこんな生活が続いたら倒れてしまうと不安になりました。
どこでもやっていけるスキルを身に付けたかった
辞めたいときに辞められるように、どこでもやっていけるスキルを身に付けたいと思うようになりました。公務員は2〜3年で異動があるため、部署が変わるたびに新しい仕事を覚える必要があります。そのようなジェネラリスト的な働き方では、専門性やスキルが身に付きません。
40代、50代になったときに家庭の事情や職場環境などで辞めたいと思っても、専門性やスキルがないと転職は難しいです。将来の選択肢を残しておくために、手に職を付けたい、どこでもやっていけるスキルを身に付けたいと思うようになりました。
公務員から転職してよかったこと5選
公務員から転職してよかったことは以下のとおりです。
- 年収が100万円以上アップした
- 残業が10時間以下に減った
- 公務員の経験を民間企業でも活かせた
- 柔軟で風通しの良い職場環境を手に入れた
- 自分の成長を実感できるようになった
年収が100万円以上アップした
公務員から転職したら年収が下がると思っていましたが、実際に民間企業に転職してみたら年収が100万円以上アップしました。30代の未経験転職でしたが、さまざまな部署で業務をキャッチアップしてきた公務員の経験が環境適応力として評価され、予想外の年収アップにつながりました。
公務員は年功序列で昇給や昇進が決まるため「頑張っても待遇が変わらない」とモチベーションを失ってしまう人は多いと思います。一方、民間企業では成果が目に見える形で評価されやすく、インセンティブや早期昇進のチャンスも得られます。
実際に私も転職してすぐに担当業務をキャッチアップしたことや業務改善提案などが認められ、年齢が上の人よりも多くボーナスをもらえました。自分の努力が正当に評価され、収入に反映されることは大きなやりがいとなりました。
民間企業では会社の業績が良いと、3月に決算賞与(ボーナス)がもらえることもあります。公務員時代にはなかったボーナスがもらえることは仕事を頑張るモチベーションにもなりました。
残業が10時間以下に減った
公務員時代は毎日遅くまで残業し、終電を逃すことも珍しくありませんでした。しかし、転職先は会社全体の働き方改革が進んでいて、ほとんど残業がなく、週の半分以上はリモートワークです。公務員として働いていたときには、こんなホワイトな職場があるなんて想像もできませんでした。

残業が10時間以下に減り、平日に家族と一緒に夜ご飯を食べられるようになりました。
公務員の経験を民間企業でも活かせた
公務員から転職する前は民間企業の仕事やスピード感に順応できるか不安でした。しかし、実際に転職してみると公務員の経験は民間企業でも十分に強みとして活かすことができました。公務員として働く中で身に付く以下のスキルは民間企業でも評価されるスキルだからです。
- 正確な事務処理能力
- 利害関係者との調整力
- 住民対応で培ったコミュニケーション力
- 法令などの条文を読み解く力
- 予算業務で培った数字で定量的に説明する力
例えば、窓口業務で住民からの要望を的確に聞き取り調整してきた経験は、顧客のニーズを把握する力につながります。予算や法令に基づいて正確に手続きを進めてきた経験は総務や経理、法務などの正確性が不可欠なバックオフィス職で評価されます。
部署異動の多い公務員だからこそ身に付いた「柔軟な対応力」は新しい業界での早期順応にも役立ちます。実際に私は異動のたびに担当業務が大きく変わる環境でも対応してきた「環境適応力」が評価され、30代で公務員からの転職でしたがポテンシャル採用で内定をもらえました。
公務員から転職しましたが仕事の本質は公務員と民間企業で大きく変わるものではありませんでした。転職直後は仕事の進め方や文化の違いに戸惑いましたが、公務員の部署異動と同じように3か月もすれば職場環境にも慣れて、問題なく仕事ができるようになっていました。
公務員時代の経験は決して特殊なものではなく、民間企業でも活かせる汎用性の高いスキルです。公務員から転職は不安でしたが、自分のスキルが民間企業でも通用することが分かり、どこでもやっていける自信になりました。勇気を出して公務員から転職して本当によかったです。
柔軟で風通しの良い職場環境を手に入れた
民間企業では組織風土がフラットな場合が多く、上司にもチャットのリアクション(絵文字)で回答するなど気軽にコミュニケーションができます。年功序列やお堅い形式に縛られない柔軟な働き方ができるため、公務員時代には感じられなかった職場の風通しの良さを実感できました。
公務員は上下関係が厳格なケースが多く、若手が積極的に意見を出しづらいことも珍しくありません。前例主義や形式的な手続きに縛られ、改善提案が通りにくいことに息苦しさを感じていた人も多いと思います。一方、民間企業では成果や効率を重視する傾向が強く、公務員に多い縦割りや部署間の仕事の押し付け合いもありませんでした。

私の転職先は中途採用が多く、年次という概念すらありませんでした。担当者レベルで部署をまたいで協力してプロジェクトを進めていくので、自分の意見が通りやすく、やりがいを持って働けるようになりました。
自分の成長を実感できるようになった
公務員の仕事は担当分野が限られていたり、定型業務が中心になりやすかったりするため、成長を実感しづらいです。一方で、民間企業では業務の幅が広く、新しいプロジェクトや役割に挑戦する機会が多くあります。最初は戸惑いもありますが「昨日できなかったことが今日はできるようになった」と日々の成長を感じやすい環境です。
未経験の分野で新しい知識を学んだり、チームをまとめて成果を出したりする中で、自分のスキルや視野が大きく広がっていきます。実際に転職してしばらくは毎日新しいことを学べて楽しかったです。公務員から転職する前は不安でしたが、気づけばできることが増えていて自信にもなりました。
以下の記事で私の転職体験談を紹介しています。内定を得るまでに行ったことをすべてお伝えしているので、ぜひこちらもご覧ください。
»【体験談】転職で年収100万円アップ!30代で未経験転職に成功した方法を紹介
公務員から民間企業への転職を後悔する人もいる?
公務員から民間企業へ転職して後悔する人の特徴は以下のとおりです。
- 公務員ほどの福利厚生がなくギャップを感じる
- 安定した収入・雇用を失う不安に直面する
- 民間企業で求められるスキル不足を痛感して自信を失う
公務員ほどの福利厚生がなくギャップを感じる
公務員の大きな魅力の一つは手厚い福利厚生です。住宅手当や扶養手当、共済保険、共済年金などが整っており、生活面での安心感を強く支えてくれます。特別休暇や休職制度も充実しているため、育児や介護といったライフイベントにも柔軟に対応できます。
一方、民間企業に転職すると必ずしも公務員と同じ待遇を得られるとは限りません。住宅手当や家族手当がない、病気休暇の制度が不十分など、公務員時代には当たり前と思っていたサポートが受けられないこともあります。公務員から転職を検討する際には、給与額だけでなく福利厚生の有無や内容も確認しておくことが重要です。

私が公務員と民間企業で一番ギャップを感じたことは特別休暇の有無です。民間企業には夏季休暇や結婚休暇などの特別休暇はほとんどなく、夏休みなども有給休暇を使って休んでいました。
安定した収入・雇用を失う不安に直面する
公務員は倒産やリストラの心配がなく、景気変動の影響を受けにくいため、毎月の給与やボーナスが安定して支給されます。一方、民間企業に転職すると企業の業績が悪化すればボーナスが減ったり、最悪の場合は人員削減の対象になったりする可能性もあります。
特に公務員のボーナス払いを前提に住宅ローンを組んでいる人は注意が必要です。民間企業に転職したらボーナスが減って住宅ローンの返済が困難になり、公務員から転職しなければよかったと後悔する人もいます。
民間企業にも公務員と同じように仕事をしない人や仕事ができない人もいました。実際に公務員から民間企業に転職した結果、業績の悪い企業を選ばないように注意すれば収入減少やリストラを不安に感じる必要はないと思いました。
民間企業で求められるスキル不足を痛感して自信を失う
公務員は定型業務や数年ごとの異動が多く、特定分野の専門スキルが身に付きづらいです。民間企業に転職した際に「即戦力として求められるレベルの知識やスキルが足りない」と痛感し、公務員からの転職を後悔するケースも見られます。
ITツールの活用やデータ分析、営業に必要な商談スキルなど、民間企業では自然と培われるスキルが公務員は不足しがちです。公務員としての誠実さや調整力は強みになるものの、専門性が不足していると「自分は通用しないのではないか」と自信を失いやすくなります。

私も公務員から転職直後はスキル不足を痛感し、転職を後悔する日もありました。しかし担当業務に慣れてくると、公務員の経験を民間企業の仕事にも活かせるようになっていき、3か月ほどでスキル不足は感じなくなりました。
公務員からの転職を成功させるためのポイント
公務員からの転職を成功させるためのポイントは以下のとおりです。
- 公務員の経験・強みを自己分析で洗い出す
- 転職理由を前向きな言葉に整理して伝える
- 志望する業界・企業を徹底的に研究する
- 希望条件に優先順位を付け、妥協点も決めておく
- 転職エージェントのサポートをフル活用する
公務員の経験・強みを自己分析で洗い出す
これまでの職務経歴を振り返り、公務員として働く中で培ったスキルや強みを洗い出しましょう。成功・失敗体験を分析し、民間企業でも活かせる能力を言語化することが大切です。成功体験では「なぜうまくいったのか」失敗経験では「何を学んだか」を言語化することで、応募書類や面接で強みを伝えられるようになります。
例えば、公務員の窓口業務で多様な人と接してきた経験は「高いコミュニケーション能力」としてアピールすることが可能です。部署異動を繰り返す中で新しい環境に適応してきたことは「柔軟性」や「順応力」としてアピールできます。
公務員の経験を単なる事実として並べるのではなく、その経験から導かれる強みやスキルに置き換えることが重要です。自己分析を丁寧に行うことで、自分でも気付いていなかった強みを発見でき、自信を持って転職活動に臨めるようになります。
転職理由を前向きな言葉に整理して伝える
転職理由は「前向きな言葉」に整理して伝えることで、面接官に安心感と期待感を与えられます。なぜなら、企業が転職理由から見ているのは「不満の大きさ」ではなく、入社後に同じ理由でまた辞めないかという点だからです。
公務員の仕事は安定性が高い分、「なぜあえて環境を変えるのか」が伝わらないと面接官は慎重になります。逆に言えば、転職理由をポジティブに言語化できれば「自分の意思でキャリアを選べる人」として評価されやすくなります。以下のようにネガティブな転職理由は前向きな表現に言い換えましょう。
| ネガティブな転職理由 | 前向きに言い換えた転職理由 |
| 年功序列で評価されない | 成果や貢献が評価に反映される環境で、実力を高めたい |
| 異動が多くて専門性がつかない | 特定領域の専門性を深め、強みを明確にして価値提供したい |
| 意思決定が遅い | スピード感のある環境で仮説検証を回し、改善に貢献したい |
| やりたい仕事ができない | これまでの経験を活かしつつ、挑戦したい領域に軸足を置きたい |
ネガティブな転職理由は「不満が強い」「他責に見える」「また不満が出たら辞めそう」という印象につながります。「組織が悪い」という不満を「自分がどう成長し、どう貢献したいか」という前向きな転職理由に言い換えましょう。
志望する業界・企業を徹底的に研究する
公務員から民間企業への転職を成功させるには、志望する業界や企業の研究を徹底的に行うことが欠かせません。業界や企業のビジネスモデルを理解しないまま応募すると、入社後に「思っていた仕事と違う」というミスマッチが起こりやすくなります。
公務員は一つの組織で長く働く文化があるため、民間企業の業界構造や競合関係に疎くなりがちです。業界研究が不十分なまま面接に臨むと「なぜこの業界なのか」「なぜ当社なのか」という志望動機に説得力がなくなり、書類選考や面接で不利になります。業界研究では以下のツールを活用しましょう。
- 会社四季報・業界地図:業界の現状や成長性、主要企業の立ち位置を把握できる
- オープンワーク:現役社員や元社員の口コミで年収・残業・社風を確認できる
- 企業のIR情報・採用ページ:事業戦略や求める人物像を把握できる
- 転職エージェントの情報:非公開の内部情報や職場の雰囲気を聞ける
私も転職活動を始めた頃は業界研究のやり方が分からず、会社四季報の業界地図を買うところからスタートしました。業界地図は図解やグラフでコンパクトにまとまっていて、業界全体の構造を短時間で把握できるのでおすすめです。
業界研究で特に重要なのは「その業界の今後5〜10年の見通し」と「自分が提供できる価値」の両面を整理することです。公務員で培った調整力や正確性がどのように活かせるかを明確にすることで、志望動機に一貫性が生まれ、面接での受け答えに説得力が増します。
以下の記事で業界研究のやり方を紹介しています。実際に私が行った業界研究の方法をもとに解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。
» めんどくさいを解消!転職での業界研究のやり方を5ステップで解説
希望条件に優先順位を付け、妥協点も決めておく
年収・勤務地・ワークライフバランス・仕事内容など、すべての希望条件を100%満たす求人はほぼ存在しません。希望条件を絶対に譲れない「MUST条件」と、できれば叶えたい「WANT条件」に分けて優先順位を付けておきましょう。
優先順位を付けずに転職活動を進めると、応募する求人を絞り込めずに時間だけが過ぎていきます。MUST条件とWANT条件を明確にしておけば、転職エージェントからの求人紹介も判断しやすく、効率的に転職活動を進められます。
| 条件区分 | 私が設定した条件の例 |
| MUST条件(絶対に譲れない) | 残業月20時間以内/東京勤務・転勤なし/仕事にやりがいがある |
| WANT条件(できれば叶えたい) | 年収アップ/リモートワーク可/裁量がある職場 |
| 妥協してもよい条件 | 業界・職種(未経験の業界でもOK)/会社の知名度 |

私は「業界・職種」を妥協条件にしたことで、未経験の金融業界へのチャレンジが実現できました。妥協してもよい条件を先に決めておくと、視野が広がって良い求人に出会いやすくなります。
「年収も働き方も業界もすべて理想の求人」を追い求めると、いつまでたっても内定が出ず、公務員のままズルズルと時間が過ぎてしまいます。MUST条件を満たしていれば妥協点には目をつぶる覚悟を持つことが、公務員から転職を成功させるコツです。
転職エージェントのサポートをフル活用する
公務員から民間企業への転職では、転職エージェントなどプロのサポートを活用することが成功への近道です。公務員は転職経験者が少ないため、応募書類の書き方や面接対策で相談できる人が身近にいないケースが多いからです。転職エージェントを利用すると、以下のサポートを無料で受けられます。
- 希望条件に合った求人をピックアップして紹介してくれる
- 一般公開されていない非公開求人を紹介してもらえる
- 履歴書・職務経歴書の添削や書き方のアドバイスがもらえる
- 応募企業ごとの面接対策や過去の質問傾向を教えてもらえる
- 面接の日程調整や年収・入社日の交渉を代行してもらえる
特に公務員はビジネス文書の書き方が民間と異なるため、応募書類を第三者に添削してもらうだけでも書類選考の通過率が大きく変わります。面接対策でも「公務員の経験をどう民間向けに言い換えるか」を一緒に考えてもらえるので、一人で悩む時間を大幅に減らせます。
私も最初の転職エージェントに求人数の多いリクルートエージェントを選びました。登録時に履歴書などの作成が不要で、土曜日も面談を受け付けています。手軽に面談ができたので、初めて転職活動を行う方におすすめです。
すべて無料で利用できる!かんたん5分で登録完了
転職エージェントは複数社に登録して、自分に合う担当者を見つけるのがおすすめです。担当者との相性によってサポートの質は大きく変わるため、1社に絞らず2〜3社を併用しましょう。
以下の記事で30代におすすめの転職エージェントを紹介しています。実際に私が使って良かった転職エージェントのみを紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください。
»【2026年最新版】30代におすすめの転職エージェント4選!実体験から解説
公務員からのおすすめ転職先
公務員の経験が活きるおすすめの転職先は以下のとおりです。
- IT業界:未経験歓迎の企業が多く、将来性も抜群
- 事務職:公務員で培った正確性・処理能力が強みになる
- 営業・サービス職:窓口業務で磨いたコミュニケーション力を活かせる
- 専門資格を活かせる仕事:行政書士・社労士・宅建士など
- 団体職員・公益法人:民間でも公務員に近い安定環境で働ける
公務員で培ったスキルは業界や職種によって活かし方が異なります。自分の強みや希望する働き方に合わせて、転職先を選びましょう。
IT業界:未経験歓迎の企業が多く、将来性も抜群
IT業界は慢性的な人材不足のため、30代の未経験者でも受け入れる企業が多く、公務員からの転職先としておすすめの業界です。IT人材白書によると国内のIT人材は今後も不足が続く見通しで、将来性の高さも魅力となっています。IT業界の代表的な職種には以下のようなものがあります。
- ITエンジニア:システム開発やインフラ構築を担う技術職
- ITコンサルタント・プロジェクトマネージャー:要件整理や関係者の調整が中心
- Webマーケター・Webディレクター:データ分析や施策運用を行う
- カスタマーサクセス:法人顧客のサポートや利活用支援を担当
特にITコンサルタントやプロジェクトマネージャー、カスタマーサクセスは関係者との調整力や丁寧なヒアリング力が求められる職種で、公務員の住民対応や庁内調整の経験を活かせます。年収も高めの水準で、未経験からでも30代で500〜700万円のレンジを狙える求人が多いです。
プログラミングが未経験でも、公務員で培った論理的思考力や正確性は十分な強みになります。最初はITコンサルタントやWebマーケターのような「調整・提案」が中心の職種から挑戦するのもおすすめです。
事務職:公務員で培った正確性・処理能力が強みになる
事務職は公務員の正確な事務処理能力や法令理解、文書作成スキルが直接活かせる転職先です。特に総務・経理・法務・人事などのバックオフィス職種では、公務員経験者が重宝される傾向があります。公務員として以下のような経験がある人は事務職への転職で評価されやすいです。
- 予算の編成・執行業務
- 契約書や要綱などの法令・規程の作成・運用
- 人事異動や採用、労務管理
- 大量の個人情報を扱う住民記録や税務
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)や日商簿記2級を取得しておくと、事務職への転職でさらに有利になります。

公務員時代には気付きにくいですが、複数の関係部署と調整しながら業務を進めた経験は、民間企業のバックオフィスでも重宝されるスキルです。
営業・サービス職:窓口業務で磨いたコミュニケーション力を活かせる
営業・サービス職は、公務員の窓口業務や住民対応で磨いた傾聴力・コミュニケーション力を活かせる転職先です。多様な立場の人と接しながら要望を整理し、解決策を提案してきた経験は、そのまま顧客対応に応用できます。公務員の経験が活きやすい営業・サービス職は以下のとおりです。
- 法人営業・ルート営業:ヒアリング力や信頼関係の構築力が武器になる
- 人材業界の営業・キャリアアドバイザー:求職者支援と企業開拓の両面でコミュ力が活きる
- 不動産・保険・金融の窓口営業:お客様に寄り添う提案力が評価される
- カスタマーサポート・コールセンター管理職:住民からのクレーム対応の経験が直結
営業職は成果が給与に反映されるため、年収アップを目指したい方には特におすすめです。公務員時代に培った「誠実さ」や「冷静な対応力」は顧客からの信頼を得る上で大きな武器になります。
「営業=ノルマに追われる」というイメージを持つ方も多いですが、近年は顧客と長く関係を築くソリューション営業やコンサルティング営業が主流です。公務員の調整力や提案力が評価されるフィールドが広がっています。
専門資格を活かせる仕事:行政書士・社労士・宅建士など
公務員時代に触れた法令知識や行政手続きの経験は、専門資格と組み合わせることで大きな武器になります。特に以下の資格は公務員との親和性が高く、転職や独立のきっかけとして活用できます。
| 資格 | 活かせる場面・公務員との親和性 |
| 行政書士 | 許認可申請や官公庁書類の作成で、公務員の行政実務経験が直結。17年以上の公務員経験があれば試験なしで登録できる特認制度あり |
| 社会保険労務士 | 労務管理・年金・社会保険の手続きで、自治体の年金課・保険課経験が強み |
| 宅地建物取引士 | 不動産会社や建設業界への転職、税務・用地取得経験とも相性が良い |
| 日商簿記2級・FP | 経理職や金融業界の営業、独立開業のベースとして役立つ |
| 中小企業診断士 | コンサル業界や企業の経営企画、商工担当の公務員経験を活かせる |
特に行政書士は公務員として17年以上勤務していれば無試験で登録できる「特認制度」があり、公務員を退職して独立するための有力な選択肢となっています。社労士や宅建士は通信講座などで働きながら取得を目指せるため、在職中から準備するのがおすすめです。
専門資格は「転職時のアピール材料」だけでなく、「40代・50代以降の独立・副業」の選択肢にもつながります。将来のキャリアに幅を持たせたい方は、興味のある資格から勉強を始めてみましょう。
団体職員・公益法人:民間でも公務員に近い安定環境で働ける
民間企業のスピード感や成果主義に抵抗がある方には、団体職員や公益法人への転職もおすすめです。民間でありながら、公務員に近い安定した環境で働けるため、大きな環境変化を避けたい方に向いています。
団体職員・公益法人に含まれる組織には以下のようなものがあります。
- 一般社団法人・一般財団法人・公益社団法人・公益財団法人
- 独立行政法人・特殊法人(JICA、JETROなど)
- 社会福祉法人・学校法人
- 商工会議所・農業協同組合などの業界団体
団体職員・公益法人のメリットは以下のとおりです。
- 完全週休2日制・年間休日120〜130日など休日が多い
- ノルマや営業目標が厳しくなく、落ち着いた職場環境
- 福利厚生や退職金制度が整備されているケースが多い
- 官公庁との折衝や公共性の高い業務が多く、公務員経験を活かせる

団体職員は求人数が少なく人気が高いため、公開求人だけで探すのは難しいです。非公開求人を多く扱う転職エージェントに相談するとチャンスが広がります。
ただし団体職員・公益法人は民間企業と比較すると年収が低めで、昇給も緩やかな傾向があります。大幅な年収アップを狙いたい方よりも「公務員に近い働き方を維持しながら、異動の幅を狭めたい」という方に向いている転職先です。
まとめ:思い切って公務員から民間企業に転職してよかった
私は家族との時間を確保したい、将来への不安を解消したい、専門スキルを身に付けたいという理由から30代で公務員から転職しました。公務員から民間企業に転職した結果、残業が10時間以下に減ったにもかかわらず年収は100万円以上アップし、平日に家族と夜ご飯を食べられるようにもなりました。
10年近く働いてきた公務員を辞めることは不安でしたが、思い切って民間企業に転職して心からよかったと思っています。現在の職場に不満を抱えている人はぜひ転職活動をはじめてみてください。
初めての転職は「何から始めればいいのか分からない」「本当に自分に合う仕事が見つかるの?」といった不安がつきものです。リクルートエージェントは国内最大級の求人数を誇り、幅広い業界・職種の求人を扱っているため、初めて転職活動を行う方におすすめの転職エージェントです。

私も初めて利用した転職エージェントはリクルートエージェントでした。公務員に特化した職務経歴書の記載例をもらえたので、リクルートエージェントは公務員から転職を考えている方に特におすすめの転職エージェントです。
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